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米電気自動車(EV)大手 テスラ TSLA 2.38% の株価が下落し、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がホワイトハウスでの仕事に注力していることに株主らが不満を抱える中、同社の取締役会がマスク氏の後任を真剣に探し始めていたことが分かった。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は今年、特別政府職員としてトランプ米政権に参画した。権力中枢やデータへの前例のないアクセスを得たマスク氏は、米政府全体に混乱をもたらした。トランプ氏が外国の首脳や閣僚と行った会合にも同席し、防衛政策や関税政策について意見を述べた。最も注目を集めたのは「政府効率化省(DOGE)」の顔として、数十もの政府機関の人員や支出を削減したことだ。
ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダン・アイブス氏は、イーロン・マスク氏が「政府効率化省(DOGE)」での物議を醸す活動から退き、電気自動車(EV)メーカー、テスラの経営に再び集中すべきだと述べた。22日に1-3月(第1四半期)決算発表を控えるテスラが「非常事態」にあると付け加えた。