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いま中国から北米向けの出荷はほぼ止まっているようだが、船社側は大規模な欠便などを実施することで船腹供給量の削減を進めている。マースクとハパックロイドのジェミニは欠便については実施しないものの、船型小型化によって対応する方針という。
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は4月24日、グループ会社のNXフィリピンが3月22日の「世界水の日」を記念し、同日にマニラ近郊のタギッグ市で清掃活動を行ったと発表した。国連は3月22日を「世界水の日」と定め、各国での水資源の開発や保全、啓発活動を推進している。NXフィリピンは、持続可能な社会の実現に向けた環境保護活動に積極的に取り組んでおり、今回、この水の日に合… ...
台湾船社のTSラインズはこのほど、2025年1―3月期の業績速報値(未監査)を発表した。売上高は前年同期比39%増の3億2550万ドル(約467億円)となる見通しで、運賃の上昇やサービス拡充が業績を押し上げた。期間中の平均運賃は1TEUあたり776ドルと、前年同期の558ドルから39%上昇。長距離航路サービスの拡充が寄与したとしている。一方で、同期間の輸送取扱量は38万4237TEU… ...
海上保安庁は「人事院規則(採用試験)の一部改正」を受けて、1979年度から女子学生の採用を開始した。海上保安学校10月期試験に合格した9人が入学。翌80年9月に卒業し、憧れの「白い巡視船勤務」の夢をかなえた。これが公表されている女性海上保安官誕生の記録である。だが、それよりも32年前の48年6月、第五管区海上保安本部(神戸市)では海運局などから〝出向採用〟された複数の女性職員(本人証言)が… ...
仏船社CMA―CGMは4月30日、ベルギーの貨物航空会社、エア・ベルギーの買収を完了したと発表した。CMA―CGMの貨物専用機(フレーター)の保有機数はエア・ベルギーの4機を加え9機体制に拡大した。エア・ベルギーのエアバス330F型2機とボーイング747F型2機の計4機がCMA―CGMの保有機材に加わった。ブリュッセルとリエージュをハブに運航を継続する。エア・ベルギーのブランドや従業員12… ...
上昇していたVLCC(大型原油タンカー)市況が一転して弱含んでいる。足元の中東―中国のスポット用船料はVLSFO(低硫黄油)使用で日建て4万9000ドルで、一般的な損益分岐点3万ドルはカバーできている。産油国の増産でカーゴは増えたものの、積み地の中東にはフリー船が集中し、70隻規模の余剰が発生。用船者は複数の船主からオファーを受けることになりそうで、用船者優位の市況展開が当面続く可能性がある。… ...
◇兵機海運 単独経常利益は前の期比9%減の6億1800万円。主に前の期に貸倒引当金戻し入れ額を計上していた反動による。売上高は6%減の137億円、営業利益は5%増の5億4800万円。純利益は15%減の4億3500万円。セグメント別では、海運事業のうち内航が1%減収、営業利益が10%増の3億3900万円。主要顧客の工場設備更新による出荷休止期間があったのが影響した。外航事業は15%増収、営業… ...
全日本空輸(ANA)は5月から「コンテナバリュー運賃」の対象路線を拡大する。羽田・伊丹発の那覇向けを追加。同サービスは、国内線の昼間時間帯の貨物スペースをコンテナ1台当たりの定額運賃で提供する。4月22日、同社が発表した。5月3日搭載分から、羽田・伊丹発のいずれも日・月曜と、5月3―6日、8月12―16日の曜日・期間限定で提供する。羽田発はLD3コンテナ1台当たり4万5000円、伊丹発は同… ...
ヨコレイが北海道十勝地区の芽室町に建設を進めてきた先進的低温物流施設「十勝フードバレー物流センター」(収容能力は2万3233トン)がこのほど竣工した。十勝地区では同社4拠点目の施設で、同社の国内物流拠点として初めて全自動倉庫システムを導入した。新センターの稼働で十勝地区での同社の冷蔵能力は大幅に増加。今後は既設の3拠点と連携しながら地域農業の発展と安定した流通体制の強化に貢献していく。ヨコレイが… ...
JR貨物東海支社は12日、浜松市で31フィートコンテナ導入促進に向けた企業向け説明会を開く。トラック運転手の残業規制強化で輸送不足が懸念される物流の「2024年問題」などの対策として、貨物の鉄道輸送へのモーダルシフトの利点などを紹介する。西浜松駅では「積替ステーション」などの見学も行う。製造業が盛んな浜松地区では、JR貨物西浜松駅で車両部品や食料工業品などの鉄道貨物輸送を担っている。こうし… ...
商船三井の投資が計画を上回るペースで推移している。2023―25年度の投資額は1兆8800億円に達し、昨春発表した同期間の投資計画1兆3400億円を5000億円超上回った。投資が先行しているため、「今期は財務規律に重点を移す」(橋本剛社長、写真)方針だ。商船三井は4月30日に24年度決算を発表した。その中で同社グループ経営計画「BLUE ACTION 2035」のフェーズ1(23―25年度… ...
【関西】兵機海運は4月30日、2035年度までの長期経営ビジョンと、25―27年度の中期経営計画を発表した。中計では27年度に売上高150億円、営業利益6億8000万円を指標に設定、一方長期ビジョンでは35年に売上高200億円、営業利益10億円の実現を目指す。長期ビジョンでは、売上高200億円、営業益10億円の実現に加え、新領域事業への進出、組織の変革と、三つの挑戦を掲げた。4事業展開の総… ...