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野党では29日、石破茂首相(自民党総裁)の進退問題を巡る自民内の抗争激化が国政停滞を招きかねないと懸念する声が上がった。立憲民主党の小川淳也幹事長は記者会見で「首相の往生際が悪いこと自体が大きな政治空白を生んでいる。今後、さまざまな支障を来し、最終的に国民に被害が及ぶのではないか」と述べた。
水戸市の路上で男女6人が切りつけられるなどし重軽傷を負った事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された男が刃物4本を所持し、このうち刃渡り約50センチの殺傷能力の高い2本を両手に持っていたことが29日、茨城県警への取材で分かった。事件は男が住む集合住宅のすぐ下で発生。県警は面識のない人を無差別に襲ったとみて調べる。
29日午前10時35分ごろ、千葉市稲毛区稲毛3丁目の十字路で、自称会社員の男性(31)=同区長沼町=の軽貨物車が、手動のキックボードに乗って横断中の小学校低学年とみられる男児をはねた。男児は頭を強く打って重傷。千葉県警は、男性から話を聴くなどし、詳しい状況を調べている。
聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」を主催する国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)のアダム・コーサ会長は29日、ウクライナ侵攻に伴いデフリンピックから除外されていたロシア、ベラルーシ勢について、個人の中立選手として11月の東京大会への参加を認める方針を明らかにした。東京都内で報道陣の取材に応じた。両国勢は2022年夏季大会(ブラジル)や24年冬季大会(トルコ)では出場を認められなかった。
自民党は29日、参院選大敗の原因を検証する「参院選総括委員会」の初会合を31日に開く方針を固めた。トップの委員長には森山裕幹事長が就任する。菅義偉副総裁が顧問となり、鈴木俊一総務会長や木原誠二選対委員長ら党執行部が副委員長として名を連ねた。関係者が明らかにした。8月中をめどに報告書を取りまとめる。
アジア・サッカー連盟(AFC)は29日、2027年女子ワールドカップ(W杯)のアジア予選を兼ね、来年3月にオーストラリアで開催される女子アジア・カップの組み合わせ抽選会をシドニーで開き、世界ランキング7位の日本は37位のベトナム、42位の台湾、70位のインドと同じ1次リーグC組に入った。
トヨタ自動車は29日、フジテレビへのCM出稿を一部再開したと明らかにした。28日からフジの夜のニュース番組「Live News α」で、番組内のモータースポーツを特集するコーナーでのみCMを放映している。他の番組や時間帯での再開は未定という。
岩屋毅外相は29日、韓国の趙顕外相と外務省で初めて対面会談し、両国関係をさらに発展させる考えで一致した。岩屋氏は「現下の戦略環境の下で、日韓、日米韓の連携の重要性はますます増している」と指摘し、ハイレベルで緊密な意思疎通が行われていると歓迎した。趙氏は、就任後初めての外国訪問先に日本を選んだことで、対日重視の姿勢を示した形だ。