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ラハフ・シャニがシェフを務めるロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演2日目。1曲目はモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲。弦楽器は12型の編成、ヴァイオリンは対抗配置で、チェロ・バスは舞台下手側というセッティング。
いきなり、まったく力みなく、深いサウンドがオーケストラから引き出されて驚いた。最初の曲はオランダのワーヘナールによる序曲「シラノ・ド・ベルジュラック」。初めて聴く曲だったが、歯切れのよい音楽から、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの影響が強い濃密な ...
36歳の若さにして、ベルリン・フィルやウィーン・フィルへの客演の常連となっている実力派の若手指揮者、ラハフ・シャニが首席指揮者を務めるオランダの名門、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団を率いて来日。23日夜、ミューザ川崎シンフォニーホールで首都圏 ...
アンコールは自身の編曲によるフォレスター作曲「ワイルド・フィドラーズ・ラグ」、幅広いレパートリーを持つハーデリヒらしく楽しい食後酒のよう。彼のHPで楽譜も公開している。
アーク・ブラスは佐藤、福川、青木、次田をコアメンバーとして随時メンバーを加える方式を採る、在京のプロ・オーケストラのメンバーや国内外のコンクールの受賞者たちからなる金管楽器のドリーム・アンサンブル。そんな彼らが、新たにリリースしたディスク「ARK ...
クラウス・マケラとパリ管弦楽団がシェフ4年目のシーズンの締め括(くく)りともなるアジア・ツアーに出た。名コンビの来日はパンデミックさなかの2022年10月以来だが、気鋭の指揮にもオーケストラとの関係にも変容と成熟がみてとれた。
先日、オーストリアの東チロル地方にあるリエンツという町で、マスタークラスの機会をいただき、レッスンをしてまいりました!
室内楽の祭典「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」の最終日は「CMGフィナーレ2025」。2時間40分を超える盛り沢山のコンサートであった。
アンコールはチャピのサルスエラに、「グラナダ」「マレキアーレ」。こちらは鮮やかなスペイン語とイタリア語のナポリ方言に支えられたラテンの世界で、ポピュラーな曲を存分に輝かせた。このように、どんな曲もその曲らしく映えるのも名歌手の技である。
NHK交響楽団6月定期Cプロはフィンランド出身で、25歳の俊英タルモ・ペルトコスキが指揮台に立ち、こだわり満載の個性的な演奏が繰り広げられた。取材したのは21日、2日目の公演。
ワーグナー「ニーベルングの指輪(リング)」4部作通し上演が日本で初めて実現したのは1987年10〜11月の横浜、ベルリン・ドイツ・オペラ日本公演(ゲッツ・フリードリヒ演出)だった。会場の神奈川県民ホールは横浜で唯一、ワーグナーの舞台上演が可能な施設だ ...
6月13日、ナポリのサン・カルロ劇場でチマローザのブッファ「秘密の結婚」(1792年初演)を鑑賞した。2024/25シーズンの正式な演目だが、歌手は全員がこの劇場のアカデミー2期生で、修了時の本格的なオペラ公演は初めてだという。マリエッラ・デヴィーア ...