ニュース

ラハフ・シャニがシェフを務めるロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演2日目。1曲目はモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲。弦楽器は12型の編成、ヴァイオリンは対抗配置で、チェロ・バスは舞台下手側というセッティング。
いきなり、まったく力みなく、深いサウンドがオーケストラから引き出されて驚いた。最初の曲はオランダのワーヘナールによる序曲「シラノ・ド・ベルジュラック」。初めて聴く曲だったが、歯切れのよい音楽から、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの影響が強い濃密な ...