ムサエフのUFC初戦は+140のアンダードッグに。シングルレッグからムサエフをケージに詰めたオロルバイが、櫓投げの要領で持ち上げる。バランスをキープし、テイクダウンを許さなかったムサエフだが、続く左ローにテイクダウンを合わされてガードを強いられる。ケージに押し込まれ、ガードを開くとムサエフは蹴り上げを捌かれスクランブルでバックを取られる。

サウスポーのサディコフがジャブ・右フックからインロー、モッタも左フックから前に出る。サディコフは左ミドル、右のかけ蹴り、インロー。モッタも強烈なインローを蹴り返す。サディコフはワンツーから左ミドル、モッタも右ミドルを蹴り返す。サディコフが左ストレートで飛び込むと、モッタは左フックを打ち返す。サディコフはコンパクトなワンツー、モッタの右の蹴りに左を合わせ、左ミドルと左ストレートを打ち込む。

スイッチスタンスのナイモフ、グラッドは右ローを蹴る。グラッドも構えを変えて、蹴りから右を振るう。後ろ回し蹴りを軽くかわしたナイモフが右カーフ、続くスピニングヒールキックがグラッドの側頭部を捕らえ動きが止まる。すぐさま組みに切り替えテイクダウンを決めたグラッドだが、ナイモフもすぐに立ち上がる。

3R、エリオットが右ストレートから前進。ソクヒョンは左フックを当て、左ハイ、左フックと畳みかけ、組みの攻防では両差しを取られながらも投げてテイクダウンする。ソクヒョンはサイドポジションと上四方で抑え込み、エリオットも足を一本戻す。ソクヒョンはヒジを落としつつ、エリオットの動きに合わせてバックへ。立ち上がるエリオットを寝かせると、バック→サイドで抑え込む。

ジャブを伸ばすパク・ジュンヨン。ヌルディエフはボディストレートを繰り出し、ローを蹴っていく。独特の距離の詰め方を持つパク・ジュンヨンは、すっと入って首相撲へ。離れたヌルディエフがワンツーを当てる。そのワンツーからアッパーを入れるヌルディエフに対し、パク・ジュンヨンはジャブから右を狙う。ワンツーのパク・ジュンヨンに対し、右ストレートを入れたヌルディエフがパンチとローのコンビを決める。パク・ジュンヨン ...

マクスンはジャブを細かく突いて右ストレートを当てると、ウランべコフがダブルレッグでマクスンをケージに押し込む。ウランべコフは右腕を差して押し込み、左手で細かいパンチを入れる。離れたマクスンはワンツー、ウランべコフもワンツーと左フックを当てる。マクスンがワンツーを打つが、その打ち終わりにウランべコフが右ストレートを当てる。

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アルデルワハブは追いかけるものの、パンチは少ない。組まれそうになり、走って逃げたウスマン弟は、アルデルワハブのステップインに左を被せようとする。残り1分を切り、前に出たパンチを振るう数が増えたアルデルワハブだったが、右ロングを受けるとケージ際まで下がった動きが止まる。俄然勢いが良くなったウスマン弟は、それ以降はクリーンヒットはなかったが試合終了直後に大きな声をあげた。

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当初はキルギス国籍で戦っていたフィジエフだが、父の生まれたアゼルバイジャンの旗の下オクタゴンで戦うようになって久しい。そのフィジエフにルーツのとなる国での試合に向けて心境を尋ねた。